「服用禁忌」を英語で言うと?
《例文1》
薬剤師:Hi Dr. Smith, the patient has a history of angioedema and ACE are contraindicated .
(スミス先生、患者さんは血管浮腫の病歴があるのでACE剤は服用禁忌です)
医師:Oh okay, let’s change the med then.
(そうか、では、処方を変えましょう)
《例文2》
A bleeding disorder is a contraindication for taking aspirin.
(出血性疾患はアスピリンの服用禁忌です)
《例文3》
Are steroids contraindicated in cancer? ?
(ステロイドはがん患者に服用禁忌でしょうか?)
《解説》
薬剤を処方するときにお馴染みの「適応」という表現。英語では“indication”で表現します。
これに「反対、逆」の接頭語である“contra”を付けた“contraindication”が「禁忌」という意味になります。形容詞的に“contraindicated”として使う場合もあります。
米国の場合、添付文書に記載されている警告は3段階あります。
注意:warnings and precautions
禁忌:contraindications
最大級の警告:boxed warning(black box warning)
“black box warning”とは文字どおり「黒枠で囲まれた警告」であり、
添付文書の一番初めに強調して記載されている、特筆すべき警告です。
ちなみに、添付文書は“package insert”といいます。
これも文字どおりで、「パッケージに挿入(insert)されたもの」だからですね。
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