「責任追及」を英語で言うと?
《例文1》
看護師1:You told him to take the medication A.
(あなたは彼にA薬を内服するように言いましたよ)
看護師2:No, I clearly asked him to take the medication B.
(いいえ、私ははっきりとB薬を内服するよう伝えました)
医師: I am sorry to interrupt, but I think this is not the time for finger pointing.
(口を挟んですみません、でも今は責任追及をしている場合ではないと思います)
《例文2》
This is not to finger point, but we have to hold the primary doctor accountable.
(罪のなすり付けをするつもりはないが、主治医には説明責任を求めるべきだ)
《例文3》
We need to stop the blame game.
(私たちは罪のなすり付けをやめるべきだ)
《解説》
医師は医療のさまざまな現場でリーダーとしての役割を求められることが多く、時には、
現場での不毛な責任追及を制止して、チームを団結させて問題解決に導くコミュニケーション力も必要です。
“finger pointing”は、直訳すると「指差しをすること」となりますが、
英会話では「責任追及のために特定の人物を指すこと」という意味があります。
否定的な意味合いで使われることが多く、過度・不当な責任追及(=罪のなすり付け)を意味する場合が多いです。
また、「正当な責任追及である」と考えて発言するときには、
「これはfinger pointingではない」という言い回しを使って前置きすることもよくあります《例文1》。
“finger pointing”の類似表現としては、“the blame game”があります《例文2》。
■医師・薬剤師・医療系学生の為の医療英語学習プログラムはこちらから■