「急ぎの用件」を英語で言うと?
《例文1》
医師:This is time sensitive. Can you do it right now?
(これ、急ぎなんです。今すぐやってもらえますか?)
看護師:OK! Will do.
(了解です!)
《例文2》
This medication is time sensitive and must be taken every four hours without delay.
(このお薬は時間どおりに、4時間ごとに遅れずに服用してください)
《例文3》
Your next appointment is time sensitive due to the prep required, so please arrive 15 minutes early.
(次の予約は準備が必要になるため、時間厳守で15分前には来てください)
《解説》
「急ぎ」であることを伝える際、さまざまな言い方があります。
カジュアルな言い回しでは、“This is urgent. Can you handle this ASAP?”
(ASAP:as soon as possibleの略で発音は「エイサップ」)や、
“Can you make it a high priority?”(優先させてもらえますか?)などと表現することもできます。
“sensitive”は、「敏感な」という形容詞で、“sensitive skin”(敏感肌)、
“hypersensitivity”(過敏症)といった病名のほか、
片頭痛(migraine)の症状として“sensitive to light, sound and odor”(光、音、においに対する過敏反応)
と表現するなど、医療現場でもさまざまな使われ方があります。
“time”(時間)と組み合わせた“time sensitive”で、
「時間に敏感な=時間厳守、急ぐ必要がある」という意味になります。
相手を急かすときや、時間どおりにやる必要があり念を押したいときに、
“This is time sensitive!”と言うことで、“urgent”(緊急)のニュアンスが伝わりやすくなります。
「今すぐ」という意味だけでなく、「時間に限定的(時間どおりに)」と伝えるときも、例文のように使うことができます。
ちなみに、詐欺メール(scam email)のタイトルにも、
“TIME SENSITIVE”や“IMMEDIATE ACTION REQUIRED”と急かす言葉を入れ、
「今すぐこのリンクをクリックしてください」と仕掛けてくる場合も多いので、だまされないよう気を付けてください。
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