「今日はどうされましたか?」英語で何と言う?
診療で初めて患者さんに会う際、英語でかける言葉といえばなんでしょうか?
このシチュエーションにおける便利な医療英語フレーズはこれです。
What brings you here today?
今日はどうされましたか?
診療の時に患者さんに最初に話しかける表現の一つです。直訳すると「何があなたをこちらに運ばせましたか?」となり、意味合いとしては診療に来た理由を聞いていますので、主訴を聞く表現となります。今日はどうされましたか?という表現には英語で色んな言い回しがありますが、実は表現によっては意外と相応しくないものもありますので、ここで確認しておきましょう。実際に、めどはぶで実施している公開授業で多くの医師の方にこの表現について質問したところ、様々な表現が出てきました。
How are you today?
How are you feeling today?
これらはみなさんにとって馴染のある表現ですよね。もちろんこういった表現も使えますが、どちらかというと、既に顔見知りの方が来た時に「今日の調子はどうですか?」という意味合いで使われます。
また医師の方から出てきた表現の中で意外と多かったものが以下二つ。
What’s the matter with you?
What’s wrong with you?
意味としてはわからなくはないですが、これらの表現は診療では使わないようにして下さい。イメージとしては「一体、どうしたってんだよ?」「何かあったのかよ?」というニュアンスがあり、アグレッシブな印象を持たれるので医師と患者の間で使うには不適切です。
一方で、
How may I help you?
などの言い回しはokです。こういった表現は一般的なお店でも使われますよね。
ちなみに、What brought you here today?でも意味は通るのですが、ネイティブの感覚だと、現在ではなく過去の事に感じるそうです。時制は現在形のbringを使いましょう。シンプルで頻繁に使う表現は、通じるだけに微妙なニュアンスの違いに気づきにくいものです。
ぜひ基本の表現は一度正しいフレーズを確認して覚えるようにして下さい!
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ネイティブの音声を聞きながら練習できる動画もありますので、ぜひ活用してみて下さいね。