「痛みを10段階で言うと?」を英語でいうと?
10段階評価で、10を最もひどい痛みとして、今の痛みを何点くらいだと思いますか?
これを英語で言えますか?
難しい表現ですので今回はさっそく正解からご紹介して解説していきたいと思います。
まずは答えはコチラです。
On a scale of 1 to 10, with 10 being the worst, how would you rate your pain?
こういった英語表現は日常会話では中々出てこないと思いますので、いざ英語で言おうとすると簡単ではないと思います。従ってこういった表現は、日本語から英訳しようと思わずにこのまま丸暗記して覚えるのが効率的です。
ちなみに一般的に痛みの聞き方は色々あって、以下のような表現でもっとシンプルに聞くこともできます。
How strong is your pain?
How bad is your pain?
How severe is your pain?
ここからが医療現場で使う英語のコツです。
英語学習者が仕事で英語を使う場合、最も適した表現を毎回使うのが基本です。常に英語でやり取りをしていると、○○について聞く時はいつもこの表現を使う、という状態になっていきますがそれでOKです。診療の現場で話す英語にアドリブは殆ど必要なく、毎回決まりきったやり取りをしていく事になります。従って医療現場で使う英語表現は一番適した表現を、まずは1つ丸暗記するようにしましょう。(バリエーションは熟練してきてから増やします)表現を一つ暗記出来れば、あとはその英語を正しいタイミングで使うだけで問題ありません。仕事で使う英語の習得は意外とシンプルなのです。
海外で活躍する医師の皆さんのお話を聞くと、診療の現場や仕事中に使う英語は問題がなくても、同僚と飲みに行った途端に英語が難しく感じるそうです。
日常会話は、話題があちこちに飛びますのでトピックによっては知らない単語も沢山出てきます。また、文化的背景を知らないとわからない話題や単語も多いので日常英会話を全て網羅するのは本当に難しいのです。
私もメーカーの商品企画で勤務していた頃、プレゼンやマーケティングの会議では普通に英語で話しましたし、相手の言ってることも理解できました。ところが夜の食事会では何を言ってるかさっぱりわからなかった経験があります。
つまり、
英語は日常会話よりも仕事(医療現場)で使う英語の方が楽です!
ですので、以下の文章において
On a scale of 1 to 10, with 10 being the worst, how would you rate your pain?
この表現は文法的にどうなっているのか?
なぜa scaleなのか?
なぜwith 10 being the worstなのか?
などと、迷う必要はありません。こういった表現をただ丸暗記・暗唱して練習し、正しいタイミングで言えるようになればそれでOKです。仕事で使う英語は日常会話と違って何度も繰り返されますので定着率も高まります。
医療英語やビジネス英語ほど丸暗記という力技が役立ちます。試験の為の英語学習とはまた違ったアプローチで医療英語を攻略していきましょう。
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