「~と診断されたことはありますか?」を英語で言うと?
現状の病気の診断や治療法の選択において、重要な手がかりとなる過去の病気や怪我。
例えば、「これまで 喘息だと診断されたことはありますか?」と尋ねたいときは、英語でなんと言えば良いのでしょうか。
Have you ever been diagnosed with asthma?
(これまで 喘息だと診断されたことはありますか?)
「喘息」は英語でasthma、読み方はカタカナで言うと「アスマ」に近い音です。
また、「診断」という名詞は、diagnosisと言います。
「診断する」と動詞として使う場合はdiagnose、
「diagnose 人 with~」で、「人を~という病気と診断する」という意味になります。
ちなみに、関連する用語として「鑑別診断」はdifferential diagnosis と表現しますので併せて覚えておくと良いでしょう。
目の前に下を向いている人がいて、
その人がパッと頭を上げて何かメッセージを伝えてくれる場面を想像すると分かりやすいと思います。
また、haveを使った現在完了にはいくつかの用法がありますが、
例文のようにHave you ever…?で「これまでに~ありますか」と【経験】を尋ねる文を作ることが出来ます。
ここで、diagnoseを「診断される」という受け身の形に変えて、
“Have you ever been diagnosed with~?”で「~と診断されたことはありますか?」と患者に尋ねることができます。
これは便利な疑問文ですので、何度も音読を繰り返しぜひ丸暗記して下さい。
なお、平叙文で使う場合は以下のようになります。
I was diagnosed with lung cancer 3 years ago.
(私は3年前に肺がんと診断されました。)
このほか、diagnoseの代わりに、
“Have you ever been told that you have~?”(~と言われたことがありますか)と表現したり、
さらにシンプルに“Do you have~?”(~がありますか)と言ったりして、特定の既往歴があるかどうかを聞くこともできます。
Have you ever been told that you have diabetes?
(糖尿病と言われたことがありますか?)
「糖尿病」はdiabetesです。
ちなみに、「前糖尿病」や「糖尿病予備軍」はprediabetes、borderline diabetesと言います。
Do you have a metal allergy?
(金属アレルギーはありますか?)
いかがでしょうか。
今回は、特定の既往歴を尋ねる際の表現をいくつかご紹介しました。
頻繁に使われる表現ですので、ぜひ覚えていただければ幸いです。
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