「情報を確認し合う」を英語で言うと?
《例文1》
医者A:Umm, we should close the loop with surgery team.
(うーん、いったん外科チームと情報を確認し合うべきですね。)
医者B:I agree.
(そうですね。)
《例文2》
Okay, let’s close the loop among the team!
(了解です、情報をチーム内で共有確認しておきましょう!)
《例文3》
I think the GI attending said they would do EGD tomorrow… Can you close the loop?
(消化器の上級医が明日内視鏡をすると言ったはずですが…。情報を伝えて確認しておいてもらっていいですか?)
《解説》
医療の現場ではチームワークが不可欠であり、情報の伝達、共有、確認することが日常的に求められる機会が多くあります。
“close the loop”は、文字通りに取れば「ループを閉じる」という意味ですが、
「情報を共有して、全員が同じ情報を持っていることを確認する」といった場合に用います。
「全員がはみ出ることなく1つの輪の中にいてつながっている」というイメージです。
医療現場においては「医師Aと医師Bの言っている情報が異なっている」、
「他の医療スタッフがその情報を知っているかどうか確信がない」といった、
「医療チーム全体が同じ情報やプランを共有していることを確認する」際によく使用されます。
とくに米国の医療現場では、専門領域が細分化されており、
主治医だけでなく多くの担当科で1人の患者さんを診るケースが多く、
主治医の方針と専門医の方針を常にすり合わせておく必要があります。
“closing the loop”することによってミスコミュニケーションを減らし、
検査、治療、手術のプランを滞りなく施行する必要性が高いのです。
ちなみに、“out of the loop”で逆に「チームから外れている」という表現もあります。
“He was out of the loop on this case.”(彼はこの症例に関してチームから外れていました)
口語でも文面でも“close the loop”を使いこなしてスムーズなコミュニケーションができるとよいですね。
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