無料
カウンセリング
受付中!

【医師の英語】「一応伝えておくと」医療英語ワンフレーズ#98

  • 医療英語ワンフレーズ

「一応伝えておくと」を英語で言うと?

「一応伝えておくと…」や「事前に知らせておきたいのだけど…」といった前置きは
日本語でのコミュニケーションでもよく使いますよね。
例えば「一応お伝えしておくと、私は来週休暇をいただいています」は、英語で何と言うのでしょうか。

This is just a heads-up that I will be on vacation next week.
(一応お伝えしておくと、私は来週休暇をいただいています。)

“head up” を直訳すると「頭を上げる」という意味ですが、
” a heads-up” という名詞の形では「お知らせ」や「ちょっとした注意喚起」といった意味になります。
“heads-up”は名詞なので、前にa やthe といった冠詞をつける必要があります。
また、headが複数形であることにも注意しましょう。

目の前に下を向いている人がいて、
その人がパッと頭を上げて何かメッセージを伝えてくれる場面を想像すると分かりやすいと思います。

この表現には、単なるcaution「注意喚起」の意味だけではなく
「~だから準備しておいてくださいね」「(準備ができるように)あらかじめお伝えしますね」というニュアンスが含まれます。
友人や同僚が事前に何かを知らせてくれたことに対し、以下のように返事をすることもできます。
日常会話だけではなく、メールやチャットでもよく使われる表現です。

Thank you for the heads-up.
(事前に教えてくれてありがとう。)

“heads-up”は動詞のgiveと一緒に用いられることが多く、
<give + 人me/you/him/her/them) + a heads up>で「事前に知らせる」という意味になります。

I want to give you a heads-up that the next patient is coming in 30 minutes.
(あらかじめ知らせておきますが、次の患者さんは30分後に来ます。)

I’ll give you a heads up.
(前もってお知らせしますね。)

なお、”Heads-up!”とだけ言うと、”Watch out!” のような「危ない!」「気をつけて!」
という意味の動詞になりますので、使い方には注意してください。

give you a heads-upに関連してほかにも、
「知らせる」と言いたいときにはlet you knowを使うこともありますので例文をご紹介します。

I just want to let you know that Mr. A was sent to the emergency room.
(Aさんを救急外来に送ったので、知らせておくね。)

いかがでしょうか。

今回は、ちょっとこなれた感じに聞こえる便利な表現”heads up” について解説しました。
事前の情報共有が大切な医療現場においてよく使われる表現だと思いますので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。

医師・薬剤師・医療系学生の為の医療英語学習プログラムはこちらから

PAGE TOP