「既往歴」を英語で言うと?
診察では、患者さんに様々なことを尋ねることになりますよね。だからといって次々と質問を繰り出すのではなく、「それでは次に○○について聞きますね」というふうに、話題と話題の間に一言、導入のようなものを挟みながら話すとスムーズです。
たとえば、ひととおり症状を聞き終え、次にその患者さんの既往歴の話に移りたいときはどんなふうに言うと良いでしょうか?
おすすめはこちら。
Now, let me ask you about your previous illnesses.
それでは、既往歴についてお伺いします。
文頭の“Now,”の部分が日本語で言う「それでは」に当たります。話を区切るためのクッションの役割も果たしますし、リズムも取れますのでぜひ使ってみてください。Nowの代わりにNextと言っても構いません。
それではもう1問いきます。
患者さんの家族の健康状態についての話題に移りたいときは何と言うでしょうか?
模範解答はこちら。
Now, let me ask you about your family’s health.
それでは、ご家族の健康についてお伺いします。
Now, let me ask you about…の後ろに次に質問したい事柄を当てはめるだけで、簡単に応用できます。
これでもうマスターできましたね!
「あなたの病気と関連があるかもしれないので」という一言を付け足したい場合には、次のように言ってみましょう。
Now, let me ask you about your family’s health since it might be related to your illness.
あなたの病気と関連があるかもしれませんので、ご家族の健康についてお伺いします。
淡々と質問ばかりするよりも、適宜話を整理しながら進めると患者さんも混乱せず安心して受け答えができますよね。診察で次の話題に移行するときのフレーズNow, let me ask you about…をマスターしておきましょう!
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