「大きな病気をしたことはありますか」を英語で言うと?
「病気」を表す単語には“illness”や“disease”がありますが、“disease”のほうが“illness”よりも「より深刻な病気」というニュアンスがあり、“disease”というと、「がん」や「臓器不全」などの重い病気を連想させます。日本語でいう「大きな病気」の意味合いに近い表現は、“serious illness”や“major illness”となります。
《例文1》
医師:Have you ever had any serious illnesses before?
(これまでに何か大きな病気をしたことはありますか?)
患者:Yes, I had a heart surgery 10 years ago.
(はい、10年前に心臓の手術をしました)
また、“pre-existing condition”は、「今も患っている=持病」に相当する単語で、持病を聞きたいときには便利な表現です。
《例文2》
Have you had any major illnesses in the past?
(過去に大きな病気をしたことはありますか?)
《例文3》
Do you have any pre-existing conditions?
(何か持病はありますか?)
とはいっても、患者さんが考える「大きな病気」や「持病」には個人差があり、聞きたい情報をうまく得られない場合もよくあります。そこで、詳しく問診するために、“Have you ever had any surgeries before?”(これまでに手術を受けたことはありますか)や“Have you ever been hospitalized before?”(これまでに入院したことはありますか)といった表現も、併せて覚えておくと便利です。
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