「医療に絶対はありません」を英語で言うと?
《例文1》
患者:Do you think this treatment will be safe for sure?
(この治療法は確実に安全ですか?)
医者:I never say “never”, but it is most likely safe for you.
(医療に絶対はありません[絶対にないとは言えません]。ただし、あなたにとっては、ほぼ間違いなく安全だと思います)
《例文2》
I never say “never” and never say “always”.
(絶対にないとも、絶対にあるとも言えません)
《例文3》
I never say “never”. Any medical treatment has potential side effects.
(絶対にないとは言い切れません。どんな治療法でも副作用の可能性はあります)
《解説》
新たな治療法を開始する場合、医師に
確実な効果・安全性を保証してほしいと言うことは、一般的な患者心理だと思います。
日本でも同様ですが、米国でもこの種の質問はとても多く、適切な返答方法を知っておくことが重要です。
医療への過度の期待はトラブルの元であり、
健全な医師患者関係の構築にも悪影響を及ぼす可能性があるので、
「医療に絶対はない」という事実を明確に伝えることも重要になります。
相手に冷たい印象を与えない工夫としては、
“I wish I could tell you this is 100% effective”
(100%有効だと、お伝えできればよいのですが…)と言ったり、
“I wish I had a crystal ball”
([占い師が使う未来がわかる]水晶玉があればよいのですが…)という表現を付け加えたりします。
また、単純に“unfortunately, I can never say never”という表現でも、与える印象は柔らかくなると思います。
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