無料
カウンセリング
受付中!

【医師の英語】「快方に向かう」医療英語ワンフレーズ#90

  • 医療英語ワンフレーズ

「快方に向かう」を英語で言うと?

診療では、診断結果を伝えるだけではなく、患者さんに安心感を与えるようなちょっとした声かけも大切です。
「状態は良くなってきていますよ」「快方に向かっていますよ」といった一言は、英語ではどのように表現すると良いのでしょうか。

正解はこちら。

I understand your concern, but you are making it!
(ご心配はわかります。でも快方に向かっていますよ。)

makeは、非常にたくさんの意味を持つ英単語です。
make itには「うまくやりとげる、成功する」といった意味がありますが、
医療現場では「症状が改善する」「快方に向かう」といった意味でも使われます。
単語はシンプルですが、知らないとなかなかパッと出てこないフレーズですね。

また、もしかすると「良くなる」という言葉から、似た意味の You are getting better.
という表現を思い浮かべた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

こちらのフレーズも不正解ではありませんが、この2つのフレーズには違いがあります。
それは、You are making it.のほうが「励ます」ニュアンスを含んでいるということです。
make itの基本的な概念の中には「困難な状況を乗り越える」という意味もあります。
ですから、「ただ状況が良くなっている」のではなく「大変な状況を乗り越え、良くなってきている」という意味で
You are making it.が好まれます。

ちなみに、この表現に「両手の親指を立てるジェスチャー」であるThumbs upを付けると、さらに励ますトーンが高まります。
医療従事者である皆さんからの励ましは、患者さんに非常にポジティブな力を与えることができると思います。

最後に、患者さんが診察室から退出するときに「お大事に」と一言添えてあげると良いでしょう。

Take care!
(お大事に!)

Have a nice day. / Have a nice one.
(良い一日を)

これらの挨拶はとても自然で、家族・友達と別れるときなどの日常の場面でも使える表現です。
ぜひ使ってみてくださいね!

医師・薬剤師・医療系学生の為の医療英語学習プログラムはこちらから

PAGE TOP