「今朝熱が下がりました」を英語で言うと?
「熱」を主語にして「今朝熱が下がった」と言いたい場合、
動詞は何を使うのが1番ナチュラルな表現なのか、パッと思いつかない方も多いのではないでしょうか。
日本人の感覚からするとあまり馴染みのない、ちょっと意外な表現がこちら。
My fever broke this morning.
(今朝熱が下がりました。)
過去形の代わりに現在完了形を使って”My fever has already broken.” と表現することもできます。
また、まだ熱が下がっていない場合は、”My fever has not broken yet.” と表現しましょう。
“fever”を主語にして「熱が下がる」(自動詞)と表現するほかに、
“fever”を目的語にして「その薬が熱を下げる」(他動詞)と表現することも可能です。
This medicine should break his fever.
(この薬が熱を下げてくれるはずです。)
What should I do to break a fever?
(熱を下げるために、何をすべきですか?)
You can take Tylenol or Motrin.
([市販の]アセトアミノフェンまたはイブプロフェンを使うとよいですよ)
※Tylenol, Motrin = 海外の市販薬
“fever”は口語的な表現のため、主に患者さんとの診察の際に使われます。
一方で医療者同士の会話では、“afebrile”(無熱の)
もしくは“non-febrile”(発熱なし)という表現も用いられています。
He had a fever yesterday, but afebrile/non-febrile today.
(彼は昨日熱がありましたが、今日は平熱です。)
最後に、「熱が下がる」を意味するほかの表現もご紹介します。
例えば、動詞のgoを使って表すことができます。また、シンプルにhaveを使って言うこともあります。
Fortunately, her fever went down.
(ありがたいことに、彼女の熱は下がりました。)
I had a fever, but I am fine today.
(熱がありましたが、今日はもう大丈夫です。)
いかがでしょうか。
今回は、診療においては欠かせない「発熱」に関する表現をご紹介しました。
頻繁に見られる症状であると同時に、多様な表現の仕方がありますので、ぜひ覚えて慣れていきましょう。
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