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医師が国際学会で英語で発表するときのコツ

  • 医療英語学習コラム

医学の世界では、最新の研究成果や治療法に関する情報を共有するために、多くの学会が開催されています。これらの学会で英語で発表することは、海外からの参加者も多いため自分の研究の価値を高めたり、同じ分野の研究者と交流を図る事が出来ますのでとても重要です。しかしながら、英語が母国語でない医師にとっては、発表は簡単なことではありません。そこで、本記事では、英語で発表する際のコツについてご紹介します。

英語でのプレゼンのコツ

英語が母国語ではない場合、英語でのプレゼンテーションが上手くいかない、効果的に伝えることができないといった悩みを抱えることもあります。ここでは、語でのプレゼンテーションに成功するためのコツを紹介します。

スピーチ練習をする

発表前にスピーチの練習をしっかりと行い、自分の話す内容や発音、アクセント、イントネーションなどを確認しましょう。最近ではスピーチ原稿を音読してくれるアプリなどもあり、その精度も上がってきていますのでそういったツールを使うのも有効です。可能であればネイティブに原稿を読み上げてもらい、録音して、オーバーラッピングやシャドウイングして学習すると大変効果的です。とにかく何度も口に出してスピーチを練習してください。音読→暗記→暗唱→繰り返しが重要です。

資料を分かりやすくまとめる

英語での発表においても、プレゼン資料の分かりやすさは重要です。聴衆が追いやすいように、図表やグラフを使用することで、分かりやすいプレゼンテーションを行いましょう。私たちが第二言語である英語で発表する場合は、言葉で全てを説明するのが容易ではありませんので、ある程度ビジュアルでわかるようにスライドを準備しておくとプレゼンのスピーチの負担が軽減されます。完璧ではない英語力を分かり易い資料で補います。

用語や専門用語を事前に意味と発音を確認する

医療分野においては、多くの専門用語が存在します。発表前に用語や専門用語を事前に確認し、正確な意味を理解するようにしましょう。同時に、それらの専門用語は発音がわからないケースが多いので、事前に発音をチェックをしておき、正しい発音で伝えられるように練習することも重要です。

発音の難しい単語は出来るだけ避ける

誰にでもどんなに練習しても苦手な発音というのがあります。そういう発音しにくい単語は似たような意味の別の単語を使うと良いでしょう。海外経験の長い医師でも難しい発音は出来るだけ避けて話すように心がけている人が多いです。例えばregularlyという単語はrとlが交互に出てきて非常に発音が複雑です。こういった単語はon a regular basisと言い換えて見たりすると楽に伝えることが出来ます。他にも発音の難しいrelatively(比較的) という単語をquite(結構)という意味の単語や、to some extent(ある程度)というイディオムで言うと楽に話せます。

ネイティブスピーカーの発表を聞いておく

英語での学会発表に慣れていない場合は、事前にネイティブスピーカーの発表をたくさん見て聞いておくと大変参考になります。YouTubeなどでネイティブの発表映像を見ることができますので、英語のスピーチのリズムやジェスチャーを見て参考にすると良いでしょう。一般的にネイティブのスピーチは日本語で実施するスピーチよりもオーバーなジェスチャーや抑揚で話します。逆に日本語の時と同じような調子でスピーチすると抑揚がなく元気がない印象を与えることもありますので気をつけましょう。

めどはぶでプレゼン対策

以上のように、英語での発表には、練習や準備が不可欠です。時間をかけてしっかりと準備をし、自信を持って発表に臨むことが大切です。
めどはぶ(Medical English Hub)の医療英語学習プログラムでは医師・薬剤師・看護師の学会発表の練習となる英語のプレゼントレーニングを実施しています。海外で活躍する現役の医師とネイティブ講師がプレゼンのチェック、添削、指導、フィードバックをします。

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