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【医師の英語】「~だとわかった」医療英語ワンフレーズ#102

  • 医療英語ワンフレーズ

「~だとわかった」を英語で言うと?

「(検査や問診の結果)、~であることが判明しました。」

このような言い回しは、日本の医療現場でもよく耳にすると思います。
たとえば、カンファレンスで「その患者は肺がんに罹患しているとわかりました。」と報告するとき、
英語では何と言えば良いのでしょうか。

正解はこちら。

It turned out that the patient had lung cancer.
(その患者は肺がんに罹患しているとわかった。)

動詞のturnは、単体では「向きを変える」などの意味がありますが、
I’m turning 40 next month.(私は来月40歳になります。)のように、
「ある状態になる」といった意味で使われることもあります。

さらに、句動詞のturn outは「~だとわかる」「~という結果になる」という意味で、
ここには「予想していた結果と異なる」というニュアンスが含まれます。
実際の会話では、以下のように使われます。

I’d like to hear about the results of the blood test…
(血液検査の結果を聞きたいのですが…。)

It turns out that you have diabetes.
(検査の結果、あなたは糖尿病だとわかりました。)

上記では主語をItにした例を挙げましたが、
具体的な対象を主語にして用いることもできます。その例をいくつかご紹介します。

The patient turned out to be allergic to dye.
(その患者は造影剤にアレルギーがあることがわかった。)

The chemotherapy turned out to be effective for the patient.
([予測に反して]化学療法はその患者には有効であることがわかった。)

The patient, as it turned out, hadn’t taken his insulin for the last couple of days.
(その患者は[期待に反して]この数日間インスリンを打っていなかったことがわかった。)

また、同じく句動詞のcome outも「何かが明らかになる」という意味があります。
こちらは予測と結果の違いに関係なく使うことができます。

The result has just come out.
(ちょうど結果が出たところだ。)

The blood test has come out negative.
(血液検査の結果は陰性でした。)

いかがでしょうか。

医療現場で使われる専門用語の語彙を増やしておくことはもちろん大切ですが、
turn outやcome outのような句動詞を使った表現を覚えておくと、
実際の会話がよりスムーズになります。

これらの表現は日常会話の中でも使われますので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。

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