【医療英語】様々な理由から、英語学習の必要性を感じている医療従事者の方も増えてきました。たとえば外国人の患者さんが増えたという人や、留学や海外勤務に興味があるという人もいます。この記事では医療英語の勉強法についてご紹介します。
①医療英語の勉強法【アプリ】
忙しい中で効率よく勉強するには、スマートフォンアプリの活用がおすすめです。通勤時間や待ち時間など、スキマ時間を有効活用できるのが魅力です。また、自分の課題に合った様々なアプリを活用することで、単語、フレーズ、文法、発音など、幅広いスキルを網羅的に向上させることができます。
ここでは、便利な医療英語学習アプリを紹介します。
1. 医療通訳英単語 ~器官名称~
このアプリは、医療現場の通訳で必要となる語彙が確認できるクイズアプリです。人体器官の英単語を日本語で答えるクイズ形式になっています。
参考:医療通訳英単語 ~器官名称~
2. 医学部英語 WinWords
医学部受験に必須の単語が収録されているアプリです。左右のスワイプだけで単語を簡単に仕分けできるので、覚えていない単語をくりかえし徹底的に学習できるのが特徴です。
参考:医学部英語 WinWords
3. Medi Pass ロシア語・英語・日本語 医療用語辞書
病院で必要な医療専門用語から、症状や事務手続きを伝える表現まで、3,000語が収録されているアプリです。指さしで意思疎通ができるというのが特徴ではありますが、医療英語の学習にも役立ちます。
参考:Medi Pass ロシア語・英語・日本語 医療用語辞書
4. ナースワード 看護師の英語辞書
このアプリには、医療関連の英単語を2万語以上収録した辞書に加え、医療シーン別に使える英語表現も100以上収録されています。自分だけの単語帳を作れる「マイ単語帳」機能が特徴です。
参考:ナースワード 看護師の英語辞書
5. mikan
140冊以上の書籍の63,000単語以上が収録された英単語学習アプリで、医学系英単語も学ぶこともできます。ネイティブ発音を確認できたり、スワイプで単語を仕分けして覚えていない単語のみに絞って学習できたりするのが特徴です。
参考:mikan
6. Podcast
様々な番組を視聴することのできるアプリで、ニュース、科学、政治、歴史、コメディ、ドラマなど幅広く利用できます。医療英語学習に役立つ番組もあるので探してみると良いでしょう。
参考:Podcast
7. ELSA Speak
ELSA Speakは、AIを活用した発音矯正アプリです。正確な発音を学び、自信を持って英語を話すためのトレーニングができます。
参考:ELSA Speak
これらのアプリを組み合わせて使用し、医療英語スキルを磨きましょう。アプリを利用することで、日常の状況においても自信を持って医療英語を使用するために役立ちます。
▼関連記事はこちら<役立つ医療英語フレーズ>
②医療英語の勉強法【本・参考書】
本や参考書を使って医療英語を勉強することにも様々なメリットがあります。参考書は一般的に体系的なつくりになっており、医療英語の基礎から応用まで幅広いトピックを網羅しているので、学習を体系的に進めるのに役立ちます。また、特定のトピックに集中することも、復習を重ねることも可能で、自分のペースで学習できるのもポイントです。さらに、一度購入すれば、いつでも何度でも使えるという点も魅力です。
ここからは、具体的なおすすめの書籍を紹介します。
1. ぼくらのリアル!メディカル英会話フレーズ集
北米で働く現役の日本人医療従事者らが、臨床現場で日常的に使用している「生きた」必須のフレーズを編纂した医療英会話フレーズ集。医療従事者の一日に沿った構成で、出勤・外来・病棟・退勤の各場面ですぐに使えるフレーズを452本収載。臨場感を持って「読む」だけでなく、音声をダウンロードし「聞いて」学べる。ニュアンスまでわかり、伝わる、珠玉のフレーズが満載。
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2. 全く英語が話せなかった私のとっておき医療英語勉強法
「医療英語学習のハウツー」が学べる学習書。医師、医学生、薬剤師、看護師、いろいろな立場から、どのように医療英語を勉強しているかが紹介されています。そんな勉強法があったのか、これなら自分にできるかも、と自分に合った英語学習法が見つかるはず。
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3. 現場ですぐに役立つ! 看護・医療スタッフの英語
外国人患者を対応するときに必要な英語や、対応のコツが掲載された本です。場面別に、看護・医療スタッフの「代表的な質問や指示」、患者さんの「よくある答えや質問」、それぞれの場面に必要な「医療用語」および「コミュニケーションの秘訣」を解説しています。看護・医療現場に即した、実践的な内容です。
参考:現場ですぐに役立つ! 看護・医療スタッフの英語
4. 外国人患者が来ても困らない 外来診療のための英会話
初診手続きから問診, 検査, 支払いまで, 外来診療におけるあらゆる場面の英会話が収録されています。基本表現から応用表現まで豊富に紹介しています。音声はアメリカ発音に加えて、東南アジアやスペイン語圏、ヨーロッパ各国などの癖のある英語も収録されているので、さまざまな英語を聴き取るトレーニングが可能です。
参考:外国人患者が来ても困らない 外来診療のための英会話
5. やさしい英語で外来診療
シンプルかつしっかり伝わる口語表現を紹介しています。英語が苦手な人や、英会話初心者におすすめの1冊。
参考:やさしい英語で外来診療
6. 医療スタッフのための英会話ハンドブック
日米の医師が協同で作ったハンドブック。そのまま使えるリアルなダイアローグと、見やすい和英・見開きのレイアウトが特徴。
参考:医療スタッフのための英会話ハンドブック
7. 医療英会話キーワード辞典: そのまま使える16000例文
さまざまな医療場面で必要になる英語表現がキーワードからピンポイントで探せる、和英辞典スタイルの本。よくある場面・状況については、生きた文例を流れに沿って紹介しています。また日常よく使う日本語も収録されています。
参考:医療英会話キーワード辞典: そのまま使える16000例文
8. 東大病院発 医療スタッフのための英会話
東京大学医学部附属病院の現場で交わされている会話をもとに製作された1冊。現場で必要とされる英語表現を会話の流れとともに身に付けられます。指さしでコミュニケーションを助けるイラスト集もついています。
参考:東大病院発 医療スタッフのための英会話
9. 医学・医療系学生のための総合医学英語テキスト Step1
日本医学英語教育学会による「医学英語教育ガイドライン」のminimum requirementsレベルに対応する医学英語教科書。一般的症状を取り扱った各トピックは、問診の会話 (listening)、語彙 (vocabulary)、読解 (reading)、演習 (writing)の4つで構成されています。また、医英検と呼ばれる日本医学英語検定試験を受ける際にも役立ち、一般的な疾患の説明や基礎的な医療英語をつかった会話などが網羅されています。医療現場で必要な英語の基礎を学べます。
参考:医学・医療系学生のための総合医学英語テキスト Step1
▼関連記事はこちら<医英検とは?>
③医療英語の勉強法【オンラインスクール】
ここまで、アプリや本を使って自分で勉強する方法を紹介してきましたが、独学には限界があることも事実です。より着実に実力をつけるためには、専門のオンラインスクールを検討することをお勧めします。
オンラインスクールを活用すべき理由
1. アウトプットのトレーニングができる
医療英語を学ぶ際、リーディングやリスニングだけでなく、スピーキングやライティングのスキルも重要です。オンラインスクールは、実際に英語でコミュニケーションをとり、アウトプットする機会を提供します。
2. 実用的な医療英語力の養成ができる
一般の英会話スクールでは医療現場で必要な専門的な英語スキルを充分に身につけるのは難しい場合があります。専門のオンラインスクールで学ぶことにより、一般的な英語とは異なる専門用語や表現を含めた、専門的なコミュニケーションのトレーニングができます。
実務で使える医療英語を勉強するならめどはぶ
めどはぶは、医療分野に特化した英語教育プログラムを提供するオンラインスクールです。医療英語のスキル向上に焦点を当てたレッスンとコンテンツが用意されています。医師や看護師など医療分野での経験が豊富なプロフェッショナルと、英語学習の専門家がタッグを組んで、実践的な指導を提供。実務で役立つスキルを養成します。
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