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【医師の英語】「患者が少ない」医療英語ワンフレーズ#88

  • 医療英語ワンフレーズ

「患者が少ない」を英語で言うと?

white cloudという言葉をご存じでしょうか。

一般的には、文字どおり「白い雲」という意味です。
しかし、医療現場においてI’m a white cloud. と言われたら、全く違った意味になります。
辞書にも載っていないこちらのフレーズですが、医療従事者同士の会話で耳にする機会もあると思いますので、
ぜひ覚えておきましょう。

I’m a “white cloud.”
(私のときはあまり患者が多くありません。)

a white cloudとは、「患者の少ない医者」という意味のスラングで、
医療現場でよく使われる「ネイティブっぽい」技あり表現です。
この場合の「患者が少ない」とは、医者自身の力量不足や不人気によるものではなく、
「自分が当直の時はなぜか患者が少ないんだよね」といったときに使われるものです。

反対に、「自分が当直の日はなぜか緊急の入院患者が多い!」という方のことは、
a black cloudと言います。

I’m definitely a “black cloud.”
(私のときは間違いなく患者が多いんです。)

”a black cloud”の方、心当たりはありませんか。
そんな方のために、こちらの例文もご紹介しましょう。

We’ve already got 10 admissions. I’m so swamped!
(入院患者がもう10人も入った。もうだめだ!)

be swampedはvery busyと同じで、
「とても忙しい」「(急がしすぎて)身動きが取れない」といった意味があります。
また、be swamped with ~ で「~が殺到する」や「~に追われる」という表現としても使われます。

I’m swamped with work today.
(今日は仕事に追われています。)

「自分が当直のときはなぜか忙しい(暇だ)」と感じたことがある方や、
職場でそのような会話をされたことがある方も多いのではないでしょうか。
この不思議な迷信は、世界の医療現場でも共通なのだと思うと面白いですね!

今回は、実際に英語圏の医療現場で働かなければなかなか知りえない、ネイティブならではの表現をご紹介しました!
機会がありましたら、ぜひ使ってみてくださいね。

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